3月末からGW後まで、自分の親も含め、計6組12人が日本から我が家に訪問&お泊り。その間に、過ぎ越しの祭の休暇を利用してフランスにも行った。
そんな非日常が終わり、日常に戻った日々。
西エルサレムは先週、71年前のイスラエル建国を祝う建国記念日でお祭り騒ぎ。街は青と白のナショナルカラーで彩られ、走る車には角のように国旗を立てて走る。
店では、建国を祝う様々なグッズが売られていた。
前夜には、エルサレムの中心部で爆音を轟かせて盛大な花火があがり、夜な夜な街で大きな音楽が流れ、老いも若きも大騒ぎをしていた。
一方、
すぐ隣の東エルサレム、そしてヨルダン川西岸のパレスチナ自治区にとっては、そのイスラエル建国は悲劇の始まり。アラブ諸国とイスラエルとが戦争となり、結果75万人もの難民が発生した。その悲劇を記念するナクバの日が今日だった。
その71年前にイスラエル建国によりアラブ人が追い出され、廃墟が残ったままになったリフタ村というところが、エルサレムの中央駅から歩いてたった10分のとても身近なところにある。
https://www.international-press-syndicate-japan.net/index.php/news/population-immigration/252-remembering-is-now-64-years-old?fbclid=IwAR1UtJAN0weDHGomBZ9PWhlUkCRFdzZw7ZIfCz9Jz2jgwQ1IBmz4FVO8NL0
先日知人に案内されて初めて訪れたが、とても気持ちの良い場所。石造りの古い建物が廃墟になり、そのまま残っている。あたりは自然保護区となっていて、様々な植物が生い茂る。
石積みの古い建物には様々なグラフィティが書かれている。
青い空が上に抜けて、風が横に抜ける。何やら氣のいいところだ。
そして、ナクバの日の今日、偶然中央駅に用事があり、導かれるように再訪した。30度を越えてもう暑い。そこには小さな泉のプールもあり、子供たちがたくさん泳ぎにやってきていた。
ここで遊ぶ子供たちは、この場所の過去の歴史なんてきっと知らない。