エルサレムで主夫はじめました

~~~~~~~~ 30年間のサラリーマン生活から早期退職をして、イスラエルのエルサレムに家族で住み、主夫をはじめました。 ~~~~~~~~~~~~~~インターナショナルスクールに通う子供たちの様子、イスラエルとパレスチナの日常、主夫の心境などをつづります。 内藤 徹~~~~~

#24 学校が終わり、日本へもうすぐ一時帰国

10ヵ月間の学校1年目が終わり、2か月以上の夏休みに入った。いろいろ大変なこともあったけど、ようやく1年目が無事終了。子供たちは、毎日の学校から解放されて、本当にのびのびしている。やっぱり、毎日英語の世界で過ごすのは相当大変だったんだなあと、あらためて。

 

インターナショナルスクールの親は、我々と同じように仕事で一時的にエルサレムに住む人たちがほとんどなので、この夏休みでエルサレムを離れるクラスメイトも多い。娘と一番仲良くなったドイツ人の女の子と、ブラジルとイギリスのハーフの子の2人も、残念ながらこれでお別れ。1年が終わるたびに全員にアルバムを配っているらしく、終業式の日に、学校での様子の写真がたくさん掲載されたアルバムをもらって帰ってきた。中学の息子は、高校生の卒業式にも参加。日本の卒業式と違い、学校の中庭で、フランクな形で行われた卒業式だったようだ。

 

先日は定例の先生との面談があり、下のムスメも、この半年はよく頑張って英語も大きく成長した、良く分かっていて、あとは自信を持って話すことができればOK、と言われた。ムスコは学校にほぼ無休で通い、また最近は英語を自ら勉強しており、いいペースで過ごしている。成績表は、「よく頑張ってます、成績自体は普通ですが」、という感じだけど、まあそんなもんで全然OKという感じ。この春には学校の1泊旅行があったが、2人とも楽しく行ってきた。

 

長い夏休みは、本当は英語のサマーキャンプに参加して、いろんな人と英語を話す経験を付けさせたかったが、子供たちが行きたいと思うようなサマーキャンプもなく、大変だったこともあり、結局はリラックスして家族で過ごしている。

 

そして、日本への一時帰国も秒読みになってきた。ここ最近は、日本に帰ったら何やりたいか?がよく家族で話題になるけど、結局は、回転寿司、コンビニ、友達の3つだね、という話になる。ムスメは、お泊り会がしたい、遊園地に行きたい、ムスコは友達と遊びたい、カープが見たいということで、いろいろ今から準備をはじめたところ。さらに、ちょうどよいタイミングで、ムスメが大好きなTwiceのハイタッチ会とやらがあるらしく、どうやったら当たって参加できるか、分からないながらいろいろ探し始めている。

 

今回の帰国のもう一つの大事なミッションは、今中2のムスコの高校受験の学校探しと情報収集。これまで塾も行かず、放任でやってきたけど、あと1年ちょっとで高校受験の時期。そして、来年夏に帰ると2年ほど海外で勉強することになるので、帰国子女枠が使える。ということで、ちょっと調べたけど、どの学校が良いか、どういう試験か、なんてことががさっぱり分からない。ので、今回、知り合いの勧めもあり、学校の説明会とかに顔を出すつもり。

 

最近は、教育改革の流れをくんだ面白い新設校などもある。実態が良く分からないけど、そういうところも僕自身も興味があり、向学のためにも一緒に見てまわりたいなぁ、と思っている。帰国子女枠のことはまだまだ良く分かず、もしご存知の方がいれば、いろいろ教えてほしいと思っているので、よろしくお願いします。

 

さて、自分にとっても新しい生活の1年目が終わる。エルサレム生活に慣れること、パレスチナを理解すること、子どもの世話を中心とした主夫生活をつつがなくやることはとりあえず及第点。エルサレムに住む様々な日本人とつながることができた。そして、ずっとやりたかったマッサージを日本人相手に始めることもできた。

 

2年目は、イスラエルパレスチナの知り合いを増やして生の話を聞くこと、そして、今自分の関心ある身体や心のこと、教育のことなどについて、こちらの状況を知り、学ぶことができればと思う。さらに、これまでもたくさんの知り合いが日本からエルサレムに来て、会うことができたが、2年目は、何か来てくれた人と一緒にこちらで何か面白い企てなどもできればなあ、と思っている。